最低賃金体験生活


2005年10月1日より、京都府の最低賃金が678円から682円(4円UP)に改正されます。これに従い、京都総評青年部はその日の午後4時から三条河原町で宣伝行動を行ないます。宣伝にご協力下さる方は京都総評事務局までご連絡ください。
「げんなり!最賃伝説。〜第二章」を終えて
時給678円、12万4752円で1ヶ月間の生活。自分の体をはった文字通りの体当たり企画。これが京都総評青年部の「げんなり!最賃伝説。〜第二章」の取り組みでした。
この取り組みを始める前、私たちは「余裕のある人たちの貧乏ごっこ」に見られることを一番心配していました。この取り組みに参加できること自体、12万4752円以上の給料をもらっているということが前提だったので。しかし、その心配はいらなかったことがあとで皮肉なかたちでわかりました。長時間労働の結果、額面では12万4752円以上もらっていても、労働時間で割ったら最低賃金を下回っている人、ふだんから最低賃金に近い額で生活をしている人、自立できずやむなく親と同居している人。「貧乏ごっこ」にすらならないという雇用実態が私たち青年のあいだにはあったのです。
いま「格差社会」という言葉が流行語のように語られています。そしてそれを仕方ない、当然の結果だと考えるような雰囲気もみられます。しかし本当にそうでしょうか。たった1ヶ月ですが最低賃金での生活体験は、想像以上に過酷なものでした。食べて(栄養バランスを保つのは困難。)、住んで、寝るだけなら何とかやっていけないことはありません。ただ、習い事をしたり、友達と遊んだり、映画を見に行ったりするようなごくあたりまえの“人間らしい生活”をすることができないのです。憲法25条で保障されているはずの「健康で文化的な最低限度の生活」ができないような社会を、私たちはとうてい受け入れることができません。
取り組みが実を結んだのか、京都の最低賃金は今年4円上がりました。昨年は1円、その前は3年間すえおきだったことを考えれば前進ともいえますが、682円では依然として苦しい生活であることには変わりありません。私たちは厳しい状況にある青年の雇用問題について、これからも立ち止まることなく考え、訴え続けていくつもりです。
2005年9月2日京都総評青年部最賃実行委員会



